引張りバネ（引張りコイルばね）

「薄板ばね」とは、板状の材料（平板・フープ材）に、プレスマシンやフォーミングマシンによって、打抜加工・曲げ加工・潰し加工などを施し、金型設計によっては自由度の高い様々な形状に成形されます。
材料の種類には、ばね用冷間圧延鋼帯や、ばね用ステンレス鋼帯が、また非鉄材料では、ばね用ベリリウム銅・ばね用リン青銅・ばね用洋白などがあります。

◆薄板ばね - 通常納入までの流れ◆

ばね製品は、通常下記のような流れで製造、納入されていきます。

薄板ばね - 通常納入までの流れ

ばね製品の見積もり、試作、製造、量産加工、納期などに関しては、当社までお気軽にお問合せください。軽量や薄さ、耐久などの製品に関するご相談もお問合せフォームまたはお電話03-3799-5751にて、お待ちいたしております。

☆薄板ばね製品例のご紹介☆

SLの油壷（オイルタンク）です。赤い囲みの部分、蓋の固定部分を、板ばねで作りました。

薄板ばね製品例のご紹介

当社の板ばねで、今回、写真の赤い部分を作ることになりました。
これはSLの油壷（オイルタンク）の蓋を固定する部分のご依頼で、壊れてしまったため、当社で手作りとなったわけです。
写真でこれだけ見ると、あまりピンときませんが、実物はとても大きなサイズです。なんだかこれを装着して、実際に走るSLの姿を想像すると、とても感慨深いものがあります。そういえばこの間は、鉄道オタクブームなんて流行っていましたが、やっぱり列車って、いろいろな人の思いがあっていいものですよね。

こういった形以外にも、板ばねの加工は様々な形で使用されます。
ばねクラッチ・ばねクランプ・ばねクリップとしても用いられています。

※当社スタッフのブログ「Springs Time」も、ぜひご覧ください。

薄板ばね製品例　SLのオイルタンク